糖尿病管理に!IOTデバイス「フリースタイルリブレ」
画期的な糖尿病管理
犬猫でも糖尿病はよく見られる病気です。
そして、その病態に違いはあれど、実質的な治療方法はほぼ同じです。
それはつまり、「血糖値のコントロール」です。
血糖値をコントロールするということは、血糖値の増減するパターンを把握するということです。
「食事を何グラム食べ、どれくらいのインスリンを打ったら、何時間後に血糖値がどのように推移していくのか」
糖尿病の初期治療で大事なのはこれを見極めることです。
一般的には病院で入院する際には血液検査で血糖値を測定することがほとんどですが、一日に10回近く採血する必要があり、
患者様の血管に多分にダメージが入ります。今までは、そうするしかなかったのです。
入院管理に革新を。
しかし、「フリースタイルリブレ」が発明され、犬猫での使用が始まると、糖尿病の管理が劇的に変わりました。
今では、当院の糖尿病の入院管理は必ずと言っていいほどフリースタイルリブレを装着します。
その利点は、患者様に採血の痛みを与えないこと、そして、検査費用を抑えることです。
もちろん、血糖値以外の項目(電解質、無機リンなど)を測る必要があるため、採血行為を0にすることはできませんが、
それを鑑みても負担を大幅に軽減することが可能になったのです。
自宅管理もお手軽に。
お家での管理もとても楽になりました。
今までは、体調が悪い時、それが血糖値が高いせいなのか、低いせいなのかは判断が難しかったです。
しかし、リブレを使えばお手持ちのスマートフォンでスキャンするだけで、直前8時間の血糖値を測ることができます。
そして体調不良の原因を瞬時に把握できるので、病院に行く必要があるのかどうかをすぐ判断できます。
当院ではフリースタイルリブレを治療に活用して早4年が経ちましたが、今ではなくてはならないデバイスとなっています。
患者様が自宅で測った血糖値を病院側でリモートで把握することもできるため、緊急時の対応も万全です。
少しでも糖尿病管理に困っている方が減りますように。